2023年4月18日現在。
日本においてもコロナ禍もいよいよ終焉の雰囲気が漂ってきましたがまだまだマスク姿の方を多く見かけます。
私はカメラマンですのでコロナ禍でも関係なく撮影時にはお客様にマスクを外していただくよう言い続けておりました。
写真館はそんな数少ない業種の一つです。
今回の記事は私のマスク着用に対する個人的な意見を述べさせていただきます。
マスクはつけるべきか
現時点においては厚生労働省のサイトを見ると3月13日以降は
個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断が基本となります
となっています。
つまりはコロナ禍の前と同じです。
私はこの発表があれば少しは過剰にマスクを着用する人がぐっと減るのではと思っておりましたが現実は違いました。
もう一か月も経ちますが相変わらずマスクだらけです。
3月13日以前も屋外においてはマスク着用は原則不要とされていたのにほとんどの人がマスクを付けていたことを考えるとそれも当然かもしれません。
私個人としても自分に風邪症状など感染症にかかっている疑いがない場合は着用する必要はないと考えています。
感染した人がいたらマスクをしないと移ってしまうという人もいるかもしれませんがマスクには隙間もありますし、ウィルスのエアロゾル感染するという性質上あまり意味がありません。そういう主張をする医師も世界中に存在します。
マスクで仮に防げたとしてもマスクを少しでも触ってしまえばマスクで食い止めているウィルスが手に付着します。増殖してるかもしれません。飲食店でつけたり外したりしたらもうだめですよね。
ただこれに関してはマスクが有効であるという報告もありますので結局のところ何を信じて行動するかは本人の意思を尊重するということでいいと思います。
マスクをしていた方が感染を防げるにしても今この感染が収まっていてウィルスもインフルエンザ以下に弱毒化している状態を考えるとやはり着ける必要はないと考えます。
子供に対する影響
お子さんがいらっしゃる方はわかるという方が多いと思いますが、「マスクはずしていいよ」といってもはずしたがらない子供が多いです。ほとんどといってもいいくらいいます。
特にコロナ禍に幼少期を過ごしてきた子供にとってはマスクを着ける生活が当たり前だったり、マスクをしないと恐ろしいことになると教え込まれたりもしているためマスクをはずすのを嫌がるのではないかと思っています。
実際うちの子も学校としては新学期からマスクをしなくてもいいといわれているにもかかわらずクラスの大半の子供たちがまだマスクをして学校生活を送っています。
はっきり言って異常です。
心の病気といってもいいと思えるほどです。
周りの大人たちが着け続けていることが大きな原因でもあると思っています。
マスクのメリットが感染予防であるならばデメリットはないのでしょうか?
これについては専門家や報道機関がブログやホームページでたくさん情報を出していますので専門的なことはある程度省きますがデメリットは存在しますので少し紹介します。
一つ目は脳に対する影響です。
マスクを着けることにより表情が見えないことによる認知機能の低下や酸素不足による発育中の子供の脳に与える影響は各国で知能テストなどにあらわれています。
お子さんの脳の成長に興味がある方はぜひ調べてみてください。
子供だけでなく大人にも影響があるでしょう。
二つ目はマスク内での雑菌。
マスクの内側は雑菌にとってとても過ごしやすい場所となっています。
よくスマホは便座よりも雑菌が多いなどと言いますがマスクも例にもれず大変なことになっているようです。これは口に着けるというマスクの特性上疑いようがありません。
こまめに取り換えないとちょっと心配ですね。
最後にあげるのは心への影響です。
マスク依存症という言葉をネットやメディアでみかけたことがあるかもしれません。
幼少期や思春期をマスク姿で過ごしてきた子供たちに増えています。
コロナ禍が収束したにも関わらずマスクを外した姿を見られることに心理的な抵抗があり、マスクをはずすことが出来なくなるというもの。大人にもいると思います。
10代へ行ったアンケートでは5割もの子供たちがコロナ禍の後もマスクをできる限り着けると答えているそうです。
これは割と深刻な問題に思えますがどうでしょうか?
大げさではなく、これは人類がこれまでに経験したことのない現象ではないでしょうか?
コロナ禍の前を想像してみてください。
もし素顔が見せられないからマスクを着けているという子供がいたら…
今はそれが子供たちの半数なんです。
コミュニケーション能力にも大きな影響があるはずですし、大人が率先してマスクをはずして子供たちにも「はずしていいんだよ」と呼びかけ続ける必要があります。
写真に対する影響
うちは記念写真を撮るときは極力はずすようにしていますがちょっと油断したらこれです。
この後また撮りなおしました。
マスク着けたままの写真がたくさんあるという方は多いのではないでしょうか?
せっかくの子供時代の思い出がマスクでおおわれてしまっているのは本当にかわいそうです。
自分も家族もどんな表情で写っているのか知ることができないのはただでさえ行動が制限されて思い出を作りにくかった子供たちにとっては本当に不幸なことです。
かわいそすぎます。
もしまだマスクのまま写真を撮ってしまいがちな方がいたらこれからはぜひマスクを外して写真を撮ることを心がけてあげてください。
これから先のマスク着用について
すでにコロナ禍は収束していますし、日本政府もマスクの着用は個人の判断に任せるといっています。
つまりコロナ禍以前と同じです。
外国では1年以上前からとっくにマスクはしていません。
この間のWBCでそれを実感した人も多いでしょう。
とは言ってもアジアは比較的着けている人がまだ多いとか欧米はそもそもマスクを着ける風習がないという方もいると思うので海外と比較してどうこうというのはこれ以上は言いません。
いまだに発表されている感染者数をみてもピーク時に比べると激減していますよね。
そして重症化率も死亡率もインフルエンザを大きく下まわっています。
今の状況をふまえるとマスク着用によるデメリットの方がよっぽど心配ですので、私の意見としては
大人から率先してマスクをはずし、子供たちにもちゃんと話をしてマスクをはずした生活に慣れてもらう必要がある
と思っています。
私はスタジオで撮影する際には4月中はまだマスクをはずしているカメラマンをみて心配になる方もいるということを配慮し、基本的にはマスクを着用して撮影に臨みます。
べつに他の人を怯えさせたり不安にさせたり和を乱したいというわけではないんです。
5月からははずしますがマスクを着用してほしいというご要望があれば躊躇なくすぐに着けます。
社会全体をみると急には難しいのかなと思いますが、徐々に以前の生活に戻れることを願っています。
個人としてはこれから先もなるべくマスクを着けずに生活します。
もし共感していただけましたらぜひ拡散してください。
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ゆっくり少しずつでもマスク着用について考えていただけるきっかけになれば幸いです。
有馬写真館・PAPi PHOTO WORKS
代表 有馬明広