有馬写真館はタイムスリップ体験を提供します
写真館の役割は本来、思い出を写真という形にして残すことでした。
写真が登場したころは写真として残ること自体に価値があった時代です。
写真館が誕生してから100年以上が経ちますがその間に科学技術は飛躍的に発展しております。
100年前、写真でしか残すことができなかった思い出は今やいろんな形で残せるようになっています。
今は写真を撮って残すだけならばスマホがあればだれでもいつでもできます。
この令和の時代、私はただ写真を撮るということだけにこだわるのではなく、写真館の本来の役割である「思い出を残す」という本質的な部分を軸として今の時代に合った役割を果たすべきであると考えています。
今私たちにできることに限りはありますがその中でも今一番注目すべき思い出を残す最新技術を使ったタイムスリップ体験を提供します。
VR360写真
360度写真と言えば今一番皆さんになじみ深いのがGoogleマップのストリートビューではないかと思います。
地図のその場所に立って周りを見回すように360度画像としてみることができますよね。
360度写真自体は登場してからしばらく経つのですが、撮影する機材が効果であったり、撮影したとしてもそれを編集して見れる状態にすることが一般の方には非常に難しいという現状があります。
ご家庭に360度カメラがあるというところはほとんどないでしょう。
360度写真の価値は何といっても空間自体を切り取れるということ。
普通の写真であれば四角いフレームの中でしか表現されませんが、360度写真の場合は文字通り360度見回すことができます。
これの何がすごいのかというと後で見返した時のタイムスリップ感がすごいということにつきます。
360度写真はVRゴーグルを使用することでスマホでもVRを体験することができます。
VRゴーグルは中にスマホを入れて使用するものですが、ゴーグル内に映像を映し出すVRヘッドセットというものもあります。VRヘッドセットはまだちょっとお高いですが画質が素晴らしく、他にもVRヘッドセットでしかできないことがたくさんあるので検討の価値ありです。
VRゴーグルがなくてもGoogleのストリートビューのように画面上をスライドしたりスマホ自体を動かすことによって360度見回すことができます。
シャッターを切ったその一瞬を閉じ込めたまさにタイムカプセル。
すでにスマホで使えるVRゴーグルは3,000円以下で買える時代ですし、数年もしたらVRを見る方法はもっと一般に広がっているでしょう。
世間が360度写真の価値に気付くのはもうすぐです。
今100年前の写真が貴重であるように、今撮影された360度写真は将来とても貴重なものになるでしょう。
VR360動画
360度動画はその名の通り、360度方向を撮影した動画になります。
360度写真の場合は時が止まった空間を自由に見まわすという感覚ですが、こちらは動画になりますのでまさにタイムスリップという感じがします。
これはもう体験した人にしかわからない感動があります。
私は実は数年前から機材を持っていてプライベートではたまに撮影していました。
数年前の360度動画を見るとその時の空気感がすべてよみがえる感覚になります。
実際にその場にいるように体験できるのは人類初。
記憶を思い返すのとはわけが違います。
動画を見ていると自分の感覚すらも当時に戻ったような錯覚すら覚えます。
今よりまだ小さい我が子のつたないしゃべり方やしぐさ。
普通の動画でみるのとでは比べ物にならない臨場感と感動があります。
VR180-3D写真「トゥルーシーンピクチャー」
VR180は二つのレンズが付いた特殊なカメラで撮影する写真です。
人間の目は二つありますので私たちは普段ずっと両目で見ている二つの映像を脳内で合成して認識しています。
これにより人間は遠近感を得ており、距離をより正確に把握しています。
普通の写真は一つのレンズのカメラで撮影されたものなので片目を閉じて見ている映像に近いです。
手前にあるものを見ているときは遠くのものがダブって見えており、逆に遠くにあるものを見ているときは手前のものが2重になっているはずです。
その脳内イメージを忠実に再現した写真がVR180写真です。作品の名称としてはトゥルーシーンピクチャーと呼んでいます。
合成して作品にするとこのようになります。
うちの子で試しに撮ったサンプル写真ですがポーズと表情が何とも言えない感じですね笑
小さくプリントしてもわかりにくいのですが、大きめにプリントして程よい距離で見ると不思議な感覚になります。
こちらも同じくトゥルーシーンピクチャーです。
ただ画像を重ねるだけではこのようにはなりません。
実際に両目で見ているイメージに近くなるように細部にまでこだわって編集しています。
VR180-3D動画
先ほどのVR180-3D写真の動画バージョンがこちら。
これが一番タイムスリップ感あるかもしれません。
人間の目と同じように二つのカメラで撮影しているため遠近感が感じられる動画になります。
子供に手に持って撮影してもらったら将来観た時に子供の視点でタイムスリップした感じになりますし、親が子供を撮れば親の目線でのタイムスリップが味わえます。
これは大げさではなく本当にこれまで人類が体験したことのなかったもの。
限られた時間の中とはいえ、一時でもその瞬間に戻れる価値は非常に大きいと思います。
この動画はVRゴーグルを使うことで立体的にまるでその場にいるかのような体験ができます。
※2024年の現時点ではVRゴーグルを使った立体視はAndroidのみ対応しています。今後iPhoneでもVRゴーグルで視聴可能になる可能性があります(少し前まで観れていたので)。VRゴーグルを使った立体視はできませんが普通に再生して180度動画として見ることはできます。
VRゴーグルは意外と手ごろで3,000円前後前後で買うことができます。
私が実際に使っているおすすめVRゴーグルはこちら↓
昔の思い出をまるでその場にいるかのように体験できるということは遠くで撮影した映像をゴーグルで見ればまるで自分がそこに行ったかのような体験もできるはずです。
例えば遠方に行きたいけれどもその願いが叶わないという方にVR180動画をVRゴーグルで見てもらうことで願いを叶えてあげられるかもしれません。
VR180動画はこれまでの動画と違い肉眼で見ている感覚そのままの映像を見ることができるためこれまでにない感動があります。
そしていろいろな可能性を秘めています。
料金
打合せ、撮影、編集、納品まで。
プラン | 仕様 | 料金(税込み) | 納品物 |
VR360写真 | 1時間以内20カット以内 | 25,300円 | データ(USBメモリ or DVD-R) |
VR360動画 | 録画時間トータル30分以内 | 33,000円 | Youtube限定公開+データ |
VR180-3D写真 | 1時間以内20カット以内 | 28,600円 | データ+A2プリント額仕上げ |
VR180-3D動画 | 録画時間トータル30分以内 | 33,000円 | Youtube限定公開+データ |
VR写真カット数追加(10カット以内)…16,500円
VR動画録画時間追加(録画時間トータル10分以内)…16,500円
VR180-3D写真のプリント追加…16,500円(A2額仕上げ)
USBメモリ(オリジナルデザイン特製ケース入り)かDVDディスク(オリジナルデザイン特製ケース入り)のどちらかをお選びいただけます。
データはネットを使った送信や共有でのお渡しにも対応いたします。
万が一データの破損などで撮れていない場合は再度撮影させていただきます。
おすすめの撮影シチュエーション
VR360写真
普段過ごしているリビングなど日常を感じられる場所がおすすめです。
将来タイムスリップして戻ってきたい場所が撮影場所になります。
360度見回すことができますので全方向見回したい場所が適しています。
ちなみにVR360写真はこのように普通の画像データとして書き出すこともできます。
これらは普通の画像ですのでそのままLINEで送ったりinstagramにポストしたりすることもできます。
引っ越し前に今の家の雰囲気を残しておきたい場合や逆に新しい家に引っ越した記念に撮影するのもおすすめです!
おじいちゃんおばあちゃんのお家もいいと思います。
周りの景色と共に思い出を残したい場合に適しています。
VR360動画
VR360も動画になると全くの別物になります。
当たり前ですが動画ですので周りのモノや人は動きます。
音も聞こえます。
カメラを設置した場所から好きな方向を見回すことができますので、何回も再生したくなること間違いなし!
同じ時間を視点を変えて体験できるので、さっき見ていた方向と真逆で何が起こっていたのか見ることができますし、複数の人がいた場合はその人ごとに注目して何度も見返すことができます。
現実世界では常に時は流れていますので同じ時を何度も繰り返し見ることはできませんが、VR360動画ならそれが可能です。
「そこにいる」感覚を楽しんでください。
引っ越しする直前にここで過ごした雰囲気を残しておきたかったので撮影しました。
引っ越し前なので散らかっておりますがそこは目をつぶってください…。
VR180-3D写真
こちらに関してはVR撮影プランの中でも唯一プリントされた写真としての納品となります。
A2サイズくらいのポスタープリントで作る写真作品です。
視点を合わせた対象以外は像が二重になるため、複数の人をモデルにした撮影は向いていません。
何か一つのものや人や動物が被写体となります。
風景的なものでもいいかもしれません。
VR180-3D動画
こちらはあたかも誰か一人の人間が両名で見て脳に刻んだ記憶を呼び覚ますかのような動画になります。
撮影の時もそのような感覚でカメラを持って撮影します。
お子さんがいらっしゃる場合にはお子さんの目線に合わせて撮影したり、親の目線で撮りたい場合は親の視点にカメラを構える高さを合わせます。
ティンカーベルのようにご家族の周りをゆっくりと飛び回りながら記録していくイメージです。
撮影の流れ
1.撮影のご予約
2.オーダーシートに入力して送信
3.打ち合わせ
4.お支払い
4.撮影
5.納品
まずは必ず打ち合わせを行います。
LINEやお電話でも構いません。Zoomでも対応可能です。
通常の写真や動画の撮影とは感覚がかなり違いますのでお互いに認識のずれがないように段取りをすることが大事です。
お客様が残したいものを家族で話し合っていただき、それに合わせて撮影場所や方法をご提案します。
VRは写真にしても動画にしても撮影の要領がかなり特殊なため通常の写真撮影のようにバンバン何枚も撮影したりできませんし、動画撮影についても難易度が高くデータも大きくなるため撮影時間も長くは取れません。
特に動画についてはお子さんがいらっしゃる場合は特にですが、何が起きるかはその時になってみないとわかりません。しかしそれでいいんです。
ありのままのいつもの雰囲気をそのまま残すことに意味があります。
記念写真の際は特別感を出して撮影することでお祝いの気持ちを表すことができます。衣装を着たりスタジオで撮影したりと普段取れないような写真をプロに撮ってもらうというところに価値があったりしますが、VR撮影に関してはこれから先の未来にありのままの今を体験できるというところに価値があります。
なので出来る限りリラックスして自然体の家族のお姿を残すということをイメージして撮影に臨んでいただけたらなと思います。
見る方法
VR360写真
実はLINEもVR360写真に対応しています。
Googleマップのストリートビューのようにスマホやタブレットで開いて画像を指でスライドさせることで見回すことができます。
Googleフォトというアプリでもやはり見回すように見ることが可能です。
VR360動画
Youtube上に限定動画としてアップロードし、そのURLをお知らせします。
不特定多数の人が見れるわけではないのでご安心ください。
こちらもGoogleフォトも対応しておりますのでデータをGoogleフォトに移せば利用できます。
今のところ基本的にはお客様ご本人から削除のご依頼があるまで削除はしない方針です。
スマホやタブレットでも十分楽しめますが、前述したVRゴーグルやVRヘッドセットなどがあるとまるでその場にいるかのような体験ができるのでおすすめです。
VRヘッドセットとはスマホをセットして使うVRゴーグルとは違い、ヘッドセット自体にモニターが組み込まれており、単体で動画を見たりゲームをしたり出来るものです。
一番有名なのはMeta社(旧Facebook社)が販売しているMetaQuest3です。
手ごろな価格なのに性能は申し分なく、使えるアプリやゲームも多くおすすめです。
VR界隈ではもう一つコスパ最高のヘッドセットがあります。
こちらのPico 4です。
MetaQuestよりもさらにお手頃であるにも関わらず性能において引けを取りません。
どちらも単体で使用できますし、PCにつないで使用することもできます。
部屋でくつろぎながら映画館並みの大画面で映画を見たり、VRゲームをしたり、仮想空間で人と交流したりと楽しみ方も幅広く、これからの新しい必需品となるでしょう。
VR180-3D写真「トゥルーシーンピクチャー」
こちらに関しては唯一プリントした写真としての作品になります。
A2プリントの額仕上げにて納品しますのでお部屋に飾ってお楽しみください。
VR180-3D動画
こちらも普通にスマホやタブレットで再生することもできますが、見回す範囲はVR360よりもせまいため普通の動画とさほど変わらない印象になってしまいます。
VR180-3Dのだいご味はあくまでVRならではの没入感ですのでVRゴーグルやVRヘッドセットでご覧いただくことをおすすめします。
Youtubeに限定動画としてアップロードしたものをご覧いただく形になります。
この独特なタイムスリップ感は月日が経つほどにその価値をご理解いただけるはずです。
データの保管について
長年にわたり保存しておくことによりその価値が増していくVR写真・動画ですが、プリントされた写真と違って保管には若干の知識が必要になります。
動画については当方のYoutubeチャンネルに限定公開することでご覧いただく形ですが、Youtube自体がなくなってしまったり、事故や戦争などの影響でデータが消失するなどの可能性は捨てきれません。
ですのでこちらから必ず撮影した元データもお渡しすることにしています。
元のデータがあればどうにでもなりますので、また編集してYoutubeのようなVRが見れるアプリを使えば見れるようになるはずです。
オプションでUSBメモリやDVD-Rでのお渡しも可能ですが実はこれらにも寿命があったりします。
適切に保管していても10年程度だと思っていただき定期的に新しいものにデータを入れ替えてください。
対策としてはGoogleドライブなどのクラウドサービスを利用したり、パソコンのハードディスクにコピーしたり、家族の複数の人に保管を依頼するなどが有効です。
保管方法はたくさんあるほど後世に残せる可能性が高まります。
そしてコツとしては写真アルバムなどに紙でデータの保管場所についてのメモを書いて挟んでおくなど、アナログで残しておくことをおすすめします。
数年たっただけでもどのパソコンのどのハードディスクのどのフォルダに入れたのか、データを入れたUSBメモリやDVD-Rを保管した場所などわからなくなってしまうものです。
やはり一番確実なのは写真アルバムと一緒に保管するということでしょう。
5年に一度は新しいUSBメモリやディスクなどにバックアップを取り直すとなお良しです。
最後に
VR写真やVR動画は今はまだ撮影する人が少ないのが現状です。
しかし世界はどんどんVR環境が整ってきています。
VRの価値が評価されるのはこれから先の未来ですが撮影していなければ何も見ることができません。
写真が登場したばかりの100年前に撮られた写真が今はとても貴重であるように、今撮られたVR写真やVR動画も数年後にはとても貴重で価値のあるものになることは間違いありません。
私は娘が5歳くらいのときからVRで残していますが今見返すたびに変わらない感動を味わうことができています。
写真館で撮る記念写真と言えばお宮参りや七五三などの特別なものになりますが、VR写真やVR動画ではなんでもない日常を撮影することに価値があると考えています。
VRに関しては言葉や映像だけでその感動を伝えるのは非常に難しいです。
私たち家族自身が実際に体験し、非常に価値の高いものだと確信しています。
ぜひ一度撮影を体験してその価値と感動を味わっていただけたらと心から願っています。
有馬写真館
有馬明広