これまでPhotoArimaという屋号で実質的に有馬写真館を兼任するという形をとっておりましたが、今後は「有馬写真館」として活動していきます。

有馬写真館の2代目という印象が強いからかこれまでも「PhotoArimaの有馬さん」というよりも「有馬写真館の有馬さん」もしくは「有馬写真館の息子さん」と言われてましたので私もなんだかスッキリしました。
有馬写真館を継ぐということはこれまで父が撮影してきたお客様に対しても責任がるのだと自覚しています。
これまでも父が生前撮影させていただいたお客様のご家族を何組も撮影させていただきましたがその度に気が引き締まる思いでした。
写真館とはただ写真を撮影するためのお仕事ではありません。写真を撮るだけならば今はスマホで撮れる時代です。

それでも写真館が存在する理由は多くの方にご理解いただけていると思います。
撮影技術の提供はもちろん価値のあることですが、「写真館でちゃんと撮影してもらった写真がある」という事実こそが家族にとって一番大きな価値となるはずです。
可愛い衣装がある、おしゃれなセットがある、などなどわかりやすい

写真館というものは誕生してからすでに百年を超える歴史があり、ただ「上手に写真を撮とりますよ！」というだけでは差別化が難しいのが現状です。
差別化をがんばりすぎたがゆえに本質から外れてしまったスタジオもたくさん見受けられます。
当写真館は「本当に価値のある写真とはなんなのか」ということをテーマに記念写真の本質から目をそらさず、さらに正当な進化をさせるべくこれからも活動してまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。

有馬写真館
有馬明広