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【遺影転換|第1回】写真館として遺影のあり方を問い直したい

遺影転換 版装遺影写真 有馬写真館 遺影転換・版装遺影写真

正月やお盆など、久しぶりに実家へ帰ると
ふと目に入るのが、仏壇のそばや床の間に飾られた遺影です。

かつては、それがとても自然な風景でした。
けれど今、その遺影を前にして
少し戸惑う人が増えていると感じています。

写真館として日々写真と向き合う中で、
そして一人の生活者として、
この違和感ははっきりとしたものになってきました。


遺影を「飾れなくなってきた」暮らし

住宅事情や生活スタイルは大きく変わりました。

・床の間のない家
・リビング中心の暮らし
・人が集まる空間とプライベート空間の分離

その中で
「遺影をどこに、どう置けばいいかわからない」
という声を聞くことが増えています。

実際お客様からご相談を受けることも増えてきました。

実家に誰もいなくなってしまい遺影を引き継ぐことになったが、人が訪ねてくることを考えると壁一面に遺影が並んでいることに少し抵抗を覚える。
けれど、しまい込むのも違う気がする。

もう処分してしまおうかと考えている。

どうにかデータ化するなど何か良い方法はないか。

その間で立ち止まっている人が、確実に増えています。


すでにある遺影をどう扱えばいいのか

遺影を取り巻く環境として見過ごせない現実がありますよね。

  • 先祖の遺影が何枚もある
  • 処分するわけにはいかない
  • しかし飾る場所もない

どうしていいのかわからない。
結果として、
古い遺影写真が箱に入れられたままになっていたり、
正直言って扱いに困る存在になっていたりする。

今まさに、
遺影写真が「次の形」を求められている時期
入っていると感じます。


飾らないことと大切にしないことは違う

ここで強く伝えたいのは、
「飾らない=大切にしていない」ではない、ということです。

  • 省スペースで保管したい
  • 自分たちの生活に合う距離感で残したい
  • 無理なく、長く大切にしたい
  • 飾ることも収納することも選択できるようにしたい

そう考えることはとても自然なことです。

遺影との向き合い方も暮らしと一緒に変わっていい。

長年写真と向き合ってきたものとしてそう考えています。


写真館として、答えを形にしようと思った

ここまで書いてきた違和感は、
単なる問題提起では終わらせないつもりです。

すでに私は、
遺影を今の暮らしに合った形へ置き換える方法
具体的な「写真の形」として考え、形にし始めています。

  • 省スペースで扱えること
  • 長期保存に耐えること
  • 宗教や生活様式に強く縛られないこと

そうした条件を満たす
新しい遺影のあり方です。


これは「遺影転換」という提案です

遺影転換 版装遺影写真 有馬写真館
父の遺影で作成した版装遺影写真の第一号

有馬写真館はこれから従来の額入り遺影を別の形へ置き換えることを
「遺影転換」と呼び、提案していきます。

ただ小さくする、ただ素材を変える、
そういう話ではありません。

遺影を
「今の暮らしで、ちゃんと大切にできる写真」へ
転換すること

日本の遺影文化をアップデートします。

そのための具体的な形はすでに見えています。


次回に向けて

次回は、
「飾る/飾らない」という二択ではない
遺影との向き合い方について、
もう少し踏み込んで書いてみようと思います。

これは今必要になってきた選択肢の話です。

有馬明広

家族の写真は家宝と考える記念写真師であり写真館を経営する現役プロカメラマン。
写真を大切にする皆様へ役立つ情報を発信しています。
「本当に価値のある記念写真とは何か」をテーマに日々、撮影をしたり全国から依頼を受けてオーダーメイドアルバムを作ったりしています。

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