熊本市&天草市のフォトスタジオ【有馬写真館】です。
スタジオ撮影だけでなく県内外への出張撮影など幅広く活動しつつ、PAPi PHOTO WORKSというオーダーメイドフォトアルバムのオンラインショップも運営しております。
今回はニューボーンフォトについて
お子さんがいらっしゃる方は聞いたことあると思いますし、実際撮影された方もいらっしゃると思います。
これから撮ろうと考えている方もいらっしゃると思います。
記念写真カメラマンを十数年本業としている私の見解を思ったとおりに書いてみたいと思います。
あくまで私の私感ですので参考程度にご覧いただけたらと思います。
私は人からみればカメラマンでもありますが今は記念写真研究家を自称しています。
自分で撮影た写真でアルバムを作るという枠にとらわれずに、お客様がご自身で撮影した大切な写真も含めて総合的に写真を家宝として残す仕事をしたいからです。
最後に私の記念写真研究家としてのお仕事も紹介しますのでニューボーンフォトについての見解をご覧頂いた上でぜひご検討ください。
ニューボーンフォトってなに?
そもそものニューボーンフォトの定義についてですが、よくいわれるのは生後1ヶ月以内くらいまでに撮影する赤ちゃんの写真です。
布でぐるぐる巻きになってたり頬杖をついてる新生児の写真をおそらくこの記事を読んでいるほとんどの方が見たことがあるのではないでしょうか? 生後一か月以降はもうニューボーンフォトではなくベビーフォトというのだとか。
オーストラリアやアメリカが発祥と言われています。
赤ちゃんが生まれた時に写真を撮ってポストカードにして大切な人たちへと送る風習があるようです。
だからこそ海外では根付いているんでしょうね。
日本でもインスタなどをきっかけに知られるようになってきました 。
撮影は誰に頼む?
撮影するとなると一体どこに頼めばいいのでしょうか?
フォトスタジオは全国にたくさんありますし、フリーカメラマンもたくさんいます。
ネットで検索すれば近くで撮影出来るところや、出張できてくれるカメラマンはすぐに見つかるでしょう。新しいビジネスとして目をつけているところは多いです。
記念写真といえば写真館・フォトスタジオがまず思いつくと思いますが、撮影を受けてないところもあると思いますので事前に確認しておいた方がいいでしょう。
インスタで実際に撮影したものを公開している人にコンタクトをとるということもありえます。
どこで撮る?
撮る場所ですが、アメリカなどではお家に出張してもらう方が多いようです。
中にはもちろんスタジオに連れて行くという人もいますし、病院がカメラマンと契約しており、病院内で撮影したりもあるようです。
日本でもそのような産婦人科さんがまだ少ないですが存在するようです。
ポーズについて
一番代表的なものがあの布でぐるぐる巻きになった赤ちゃんですね。
お腹の中にいたときと同じポーズで気持ちよさそうな表情の赤ちゃんを見ると癒やされます。
なぜあのようなポーズで撮るようになったのかはわかりませんが、世界の多くの国でそのようにして撮影されています。

あのポーズは専用のストレッチ素材の布で作るのですが、これは誰でも出来るというわけではありません。
手順に沿って安全を第一にして行わなければなりません。
インスタではたまに日本人の方が見様見真似で巻いているのを見かけますが
あれは良くない。
誰でもみれば慣れてないのがわかりますし、赤ちゃん大丈夫かな?ってソワソワしてしまいます。
繰り返しになりますがあのぐるぐるフォトはカメラマンなら誰でも撮れるというものではありません。
ちゃんと知識や技術や経験を持っている人だけがやるべきです。
実際ちょっと検索するだけでSNSやネット上で見様見真似な独自の巻き方で撮影されている写真がすぐに複数みつかります。
あとは両手で頬杖ついてるカット。

これは初めて見たときは誰でもびっくりしますよね。
生まれて間もない赤ちゃんがこのポーズ。
これは実はからくりがあって頭を支えてる写真と両手を支えている写真を分けて撮影してあとで合成したりしています。
ですがそれを知らずに一発でこの姿勢で撮ろうとしたらどうなるでしょう?
考えただけでも恐ろしいですね…
でももっと恐ろしいのはそんなカメラマンが実際にいる可能性はあります。
他にもうつ伏せになっているものもよくありますが私はうつ伏せのポーズすら怖いなと感じます。
わざわざリスクを犯してまで撮るものではないと思っているからです。
撮るべき?
ではニューボーンフォトは結局撮ったほうがいいのかやめといた方がいいのか…
ついさっきリスクを犯してまで撮るものではないと言っておきながらなんですが
私は結局のところ親が撮りたければ撮ってもいいと思います。
ただし全責任は親にあるということを忘れてはいけません。
信頼できるカメラマンをみつけ、そして自分で責任を持って依頼すればいいのです。
しかし撮影しないよりはした方がリスクがあるということも忘れてはいけません。
何かあったときに後悔するのは自分です。
それだけは念頭に置いていただきたい。
赤ちゃん自身には撮るか撮らないかは選べないのですから。
日本では生後一ヶ月以内は外出をなるべく控えるようにと病院の先生からも言われることが多いと思います。
生後1,2週間の新生児を連れ出すのは実際怖いと思います。
カメラマンにお家に来てもらって撮影するにしてもカメラマンが風邪引いていないか、技術や経験は大丈夫なのかなど心配事は拭えません。
生後2週間くらいと生後一ヶ月ではお子さんの様子もなかり変わりますよね。
なのでその貴重な時期の写真を残しておきたいという気持ちはすごくわかります。
なのでどうしても撮りたいときは事前にご自分でいろいろとリサーチしてより安心できるところに依頼されるのがいいと思います。
お願いしたいカメラマンが心配でポーズにこだわりが無ければぐるぐる巻や頬杖などはやめてほしいと伝えればより安心です。
私の個人的な見解
ニューボーンフォトはいってしまえば写真業界が外国からアイディアを輸入してつくり出そうとしている新しいビジネスです。
見かけるようになってからしばらく経ちますが未だに撮影する方は少数のようです。
すでにピークよりも撮影する方は減っており、少なくともこれ以上流行ることはないのではと思っています。
その予想に反する動きとして大手のカメラマン派遣会社やベビーマッサージ協会などは全国でニューボーンフォトカメラマンをつぎつぎと誕生させています。
「ニューボーンフォト」で検索すると登録カメラマンを派遣するようなサイトがいくつかでてくるでしょう。
アマチュア副業カメラマンや専業主婦を登録させて技術を学ばせ、そしてカメラマンとして派遣しています。
インスタのプロフにそのことを載せていなければ一見普通のフリーカメラマンにしか見えない人もいます。
ある程度の教育はテキストやオンラインや実技などを駆使して学んでいることと思いますが私は正直心配です。
ちゃんと医学的な知識を持って安全にそして撮影も上手にされる方もたくさんいると思いますが、全員ではないだろうと考えてしまいます。
そのような人たちが自分の撮ったニューボーンフォトをインスタに上げているのを近年はよく見かけます。
カメラマンとしてみれば写真の上手い下手は大体わかりますが、安全面への配慮などはどの程度出来ているかわかりません。
そのような人たちに頼む場合は実績がたくさんあって口コミがいい人や、看護師などの経験がある方がいいと思います。
実は私もニューボーンフォトの撮影経験はあります。
もちろん事前に海外のプロカメラマンの動画などで撮影法や安全性について勉強し、保護者の方にすぐ近くでサポートしていただきながら慎重に撮影しています。
個人的にはぐるぐぐ巻きの必要性はあまり感じていません。
私はせっかく撮るならば可愛いお手々や足も写った方がいいという考えなのでこのように撮影しています。




この子たちも新生児のニューボーンフォトではなくお宮参りでの撮影。
プロに頼むのは生後間もないときに撮るよりもお宮参り以降でも十分だと個人的には思っています。
生まれた記念にプロにちゃんと撮ってもらったよという事実が存在することが大事なのではないでしょうか。

お宮参りによく使われるベビードレス。新生児の頃より表情も出ます。おててのしぐさも可愛いです。

ヘッドバンドなどはニューボーンフォト用のハンドメイド作品を海外の作家さんから取り寄せて使用しています。
眠らせて撮るニューボーンフォトよりも圧倒的に生きてる感じがします。
せっかく頑張って生まれてきてくれたんですから手足も自由にしてあげて、可愛いお目目が開いてるときにも撮ってあげましょう。
新生児フォト用のおすすめフォトアルバム
最後に私が自信を持って全国にお届けしているオーダーメイドフォトアルバムをご紹介します。
今のスマホは一昔前よりもかなり性能も上がっていますので、おうちで安全を確保したうえでご自分たちで撮影されても全然いいと思います。
よほど暗いところで撮っていなければ大きくプリントしても耐えられる画質が得られます。
精神的にも(経済的にも)ママの負担はその方が軽くなると思います。
これはうちの奥さんが撮ったもの。

2012年にiphone5で何気なく撮ってあったものです。
修正すればこんなに良くなります。
カメラマンと呼ばれる身分で言うのもなんですが私はこれでも十分だと思います。
気持ちが大事です。
これをちゃんとプリントして形にしてあげれば十分気持ちは伝わると思います。
私はこの写真で等身大ポスター作って飾ってます。
オンラインショップにて制作を受け付けており大変ご好評いただいています!


スマホで撮影されたお写真で「赤ちゃんのファーストアルバム」という作品も作っています。



等身大写真+エコー写真+思い出のエピソード写真
これらがすべてまとまったシンプルかつ最強のアルバムに仕上がっています。
数年間にわたり改良を重ね今に至っています。
これまでに制作した数も100をゆうに超えます。
私が運営するオンラインオーダーメイドアルバムショップ「PAPi PHOTO WORKS」では一番の核となる作品ともいえますね。
ニューボーンフォトでおしゃれで芸術的な写真を残してあげたい親心もわかりますが
このように誕生の記録をしっかりと残してあげるのもいいと思いませんか?
あのニューボーンフォトのイメージに惑わされてはいけません。
周りの小物もおしゃれですし確かに可愛くみえますが落ち着いてください。
そもそも数年前まで日本ではほとんど撮られてなかったんですから。
ママやお子さんの体力などいろいろと余裕があればもちろん安心できるところに頼んで撮影するのはいいと思います。
ニューボーンフォトを撮りたいと思った親心はきっと将来お子さんに伝わりますから。
もし撮りそびれてしまったとしても「あのぐるぐる巻きにしたニューボーンフォトやっぱり撮っておけばよかったなぁ」とはなかなかならないと思いますので残念に思わなくて大丈夫ですよ。
ニューボーンフォトが撮りたくて無事撮れたならそれで結構。
もし撮れなかったとしても最初に撮ってあげた写真が宝物になりますのでそれを大切にしましょう。
ところで、最初の記念写真はだいたい皆さんお宮参りですよね。
お宮参りは子供の誕生を神社で神様にご報告し、感謝するという特別な意味のあるタイミングでの撮影になります。
ニューボーンフォトが難しい場合は無理せずにお宮参りのタイミングでもいいと思います。
そしてそれより前の姿を残しておきたい場合はお家でパパやママが撮ってあげればいいのです。
当ブログでも赤ちゃんの撮影方法をご紹介しています。
私は等身大フォトをずっとおすすめして制作していますが、生まれたばかりのときの赤ちゃんの様子を等身大で残すことにはすごく意味と価値があると思っています。
この世に誕生したばかりのときの存在感を残せるって素晴らしいです。
今はスマホカメラの性能も10年前に比べたら飛躍的に進化していますし、ぜひスマホでもがんばって撮影してみてください。
それでは今回はこの辺で。
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こちらも参考に↓
フォトスタジオLabさんの記事です
☆ニューボーンフォトはかわいそう?親のエゴや事故例を考える