PAPi PHOTO WORKS

オーダーメイドフォトアルバム

ご依頼はこちら

【赤ちゃんのいるパパママへ】記念写真プロカメラマンが写真の残し方を教えます

家族で写真撮影 記念撮影の心得
家族で写真撮影

赤ちゃんが生まれたばかりの方、これから出産予定の方、子供がいてフォトアルバムや写真データなど写真整理に悩んでいる方。

写真はたくさんあるんだけどどうやって残していけばいいんだろう?

他のパパママたちはどうしてるんだろう?

記念写真のプロカメラマンであり、オンラインでオーダーメイドアルバム制作をしてきた私が

これらの疑問に答えを出します。

考え方や家庭環境の違いがあるのは重々承知しておりますが、考え方の根っこの部分を私なりに示したいと思いますのでぜひ最後までお付き合いください。損はさせません!

人はなぜ写真を撮るのか

家族で写真撮影
家族で写真撮影

今はスマホで気軽に写真が撮れる時代です。

ご自身のことで想像していただけたらすぐお分かりいただけると思います。

あなたは普段どんな時に写真を撮っていますか?

おそらくその時は「何かに心を動かされたとき」もしくは「記録しておく必要があると判断したとき」ではないでしょうか。

まずはこのことを心にとめておいてください。

自分にとっての「写真とはどういう存在なのか」という問いの重要なキーワードにもなります。

何のために写真を残すのか

フォトアルバム
フォトアルバムで思い出を振り返る

「なぜ人は写真を撮るのか」ということは冒頭でふれましたが、「何のために写真を残すのか」ということは別に考えるべきです。

ここでの「写真を残す」はデータではなくプリントされた写真を残すという意味で進めさせていただきます。

「写真を撮ったら撮っただけで満足してしまう」

これは私を含め多くの人が経験していることと思います。

ですが毎日のように簡単に写真を撮れる今の時代はそうなっても当然です。データとして蓄積されてもプリントしたりアルバムにしたりされる写真は全体の1%にも満たないでしょう。

年に1000枚以上撮影している人も多いと思います。子供がいらっしゃる方はその何倍も撮影されている方もたくさんいらっしゃると思います。

子供のいる生活では写真を撮りたくなる素敵な瞬間であふれています。

フィルムで撮影していた時代は気軽に撮影できませんでしたが、プリントする機会は今よりもむしろ全然多かったと思います。子供のころのたくさんの写真が今でもちゃんとポケットアルバムにしまってあるという方も多いのではないでしょうか?

今ももちろんプリントすることは可能ですがプリントされない理由は枚数が多すぎるがゆえに選ぶのが難しいということと、劣化することのない便利なデータという形で残っているがゆえについつい「いつかやろう」と思ってしまうことが考えられます。

実はこのデータが残っているから大丈夫という感覚が大きな罠です。

保存のため

データは複製や送信が容易であったり、情報ですのでフィルムのように劣化などしないからいつまでも保存できそうなイメージがあると思いますが、実は同時にフィルムやプリントされた写真よりも失う危険が高いものでもあります。

私はプロカメラマンとして年間に何万枚もの写真データを扱っていますが、その危うさを知ってますのでバックアップは何重にも取っています。

データの一番こわいところは一度の何百枚、数千枚、数万枚の写真データを一瞬で永遠に失ってしまう可能性があるところです。

プリントされた写真はさすがに災害などでは一度に失われることもありますが、それはデータも同じこと。

データはちょっとした不注意や機器の故障くらいでそれが起こってしまうのです。

例えばスマホの写真データをバックアップせずに使ってらっしゃる方も結構いらっしゃいますが、その場合はスマホ自体が故障してしまえばおしまいです。LINEやメールで誰かに送信したもの以外は永遠に帰ってきません。

実際そのような話はこれまでにもお客様から聞いてきました。

プリントしたり、アルバムにすることは保存のためという意味でも重要であることがお分かりいただけると思います。

これも必ずしもアナログ<デジタルではない良い例です。

デジタルでデータが残ってるから大丈夫だと思っている方はぜひこれを機に認識を改めていただけたらと思います。

家族みんなの人生を豊かにするため

写真を見るカップル
アルバムをみて思い出を振り返る

写真は家族の人生を豊かにします。

家庭内で撮影される写真のほとんどはみんなで共有したい幸せな家族の記憶です。

実際に撮影された写真が残っているということは撮ったその人がその時を大切だと思ったり、被写体となった家族が愛おしいと思っていた証拠となります。

証拠というとちょっと固い感じもしますが、その写真をみた家族は無意識にそうとらえます。

写真を見た家族やその写真を撮った本人も、後日写真を改めて見返した時に撮影した時の幸せな感情の影響を受けます。その幸せの証拠の積み重ねがこれまでにたまった写真たちです。

プリントされて飾られた写真は特に強い影響を家族にあたえます。

家族からの幸せの証拠、愛されていた証拠に囲まれた生活は心を満たし、家族みんなの今後の生活を幸せに導いてくれます。

写真を残すという行動は意識的であれ無意識であれ、家族への愛やこれからの幸せを願う気持ちの表れだといえるでしょう。

家庭での写真に対する基本的な考え方

普段皆さんがスマホやデジカメなどで撮影される写真や写真屋さんで撮影されたお写真は私は家宝だと思っています。

家宝という言葉で認識されていない方もよく考えていただければ同意していただけることだと思います。大切な家族の思い出は家族みんなの心の財産です。

飾る写真について

写真は思い出そのものではありませんが、思い出を保存するためのものではあります。

人の記憶というものは繰り返し思い出すことによって長期記憶として定着することがわかっています。

写真を飾ることにより日常の中で無意識にでも写真を見ることになります。意識的に家族とみて思い出話をすることもあるでしょう。そうしたことの繰り返しにより家族の大切な思い出は家族みんなの記憶に刻まれていきます。

部屋を装飾するためのものという一面もあると思いますが、部屋に写真を飾るときにはみんなで思い出を共有したりずっと覚えてもらうためということを意識してもらえたらと思います。

写真は家族の幸福度を上げる家族みんなの財産、つまり家宝」です。

写真データについて

人類は今初めて写真データが存在する世界を経験しています。

その歴史はまだ数十年しかありません。

私たちは写真データが存在していた過去を振り返ることはできませんが今までに撮影した写真データが蓄積された未来は想像することができます。

そうすることで今とるべき行動がわかるはずです。

今小さいお子さんがいらっしゃる方はスマホが普及した後にお子さんが誕生していると思いますので、すでに何千枚、何万枚という写真データをお持ちかと思います。

お子さんが二十歳になったときを想像してみてください。

それはもう膨大な写真データが残っているはずですので、写真データだけだと過去を振り返るのも一苦労です。

写真データはあくまでアルバムのための材料だと割り切って考えることをおすすめします。

フォトアルバムについて

アルバムはたくさんの写真の中から選ばれた思い入れの強い写真の集合体です。

ただの記録ではなく、写真を撮った人や選んだ人の意図や想いなどが込められている大切なものです。

繰り返しになりますが写真は家族の宝物、つまり家宝ですので例えるならばフォトアルバムは家族の思い出の詰まった宝石箱のようなものです。

写真データが材料であればアルバムはその材料を元に完成した作品といえます。

ただし、アルバムだけでなくデータもすべて残っていることにこしたことはありません。

アルバムに載っている写真はどれもたくさんの中から選ばれた特別なものにはなりますが、アルバムにすべては入れることはできません。

私のお客様方もお写真を選ぶのにとても苦労されていますが、アルバムの写真はたくさんのデータで存在する写真たちの代表であり、思い出の入り口と割り切ってもらうといいのかなと思っております。

つまりアルバムの写真はインデックス的な役割として考え、それ見たことをきっかけに「じゃあ次はこの日のデータを検索して他の写真もみてみよう」となればいいと考えています。

そう考えればアルバムに入れる写真を選ぶ時の精神的負担も軽くなるのでなないでしょうか?

データかアルバムか、ではなく今後はデータもアルバムも合わせて一つの家族の家宝であるとして考えることが必要です。

今後具体的にどうしていけばいいのか

前述の通り、写真が気軽にたくさん撮れるようになった今はフィルムの時代とは大きく状況が違います。

人類史上初めて訪れているこの状況に対応していくためには未来を想像する必要があります。

5年後、10年後、20年後に今の写真を見返すとなった場合を想像してみてください。おのずと今すべきことが見えてきます。

写真データの管理

写真データはやはりなんといってもバックアップが肝です。

あまりデータの取り扱いに慣れていない方もいらっしゃると思いますが、とても大切なことですのでこれを機に詳しい人に相談してすぐにでもバックアップについて確認してください。

当ブログでも今後記事を書きたいと思っていますが、簡単にご紹介するとやはり手ごろなサービスとしてはiphoneの場合はiCloud、Googleの場合はGoogleフォトというクラウドサービスがおすすめです。

スマホをなくしてしまったり壊してしまったりしてもクラウド上に保存されていますので写真データはまたダウンロードすることができます。

やり方がわかる方はパソコンにも定期的に保存していただくとよりいいと思います。

ちなみに私はクラウド、パソコンのハードディスク、そしてブルーレイディスクにもデータを保管しています。

バックアップは複数あるにこしたことはありませんので、ぜひ将来を見据えてバックアップ計画を立てて複数の手段でバックアップを検討してみてください。

どこにどのようにバックアップしているのか忘れないように工夫し、バックアップを途中からやめてしまうことがないよう手動だけでなくクラウドへの自動バックアップなどを積極的に取り入れましょう。

印刷されたアルバムなどの管理

アルバムにした写真については飾る写真のように毎日は見ることはないと思います。

頻繁に見ることはないかもしれません。個人的にはできれば頻繁に見てほしいと思いますが)

大事なのはその存在を忘れないこと。

アルバムを収納する場所を工夫してみてください。

リビングなどの家族みんながすぐ手に取れる場所に置いておくことが理想です。

実家が写真館、そして自分自身もプロカメラマンとしてお仕事していますが、家族がそろったときに気軽にアルバムを手に取ってみんなで楽しく見る時間は家族にとってとても大事だと思い、日々お仕事させていただいています。

先ほど写真は家族の財産という表現をしましたが、財産は持っているだけでは宝の持ち腐れというもの。ぜひその価値をみなさんで分け合ってください。家族のきずなや幸せな思い出は家族みんなの人生を豊かにしてくれます。

三日坊主にならないコツ

デジカメやスマホで撮影する写真はどんどん蓄積されていきますので、気が付いたら膨大な量の写真がたまってきます。

ここまでに写真の残し方について具体的な方法も交えてお伝えしてきましたが、読んで満足するだけでなく、ぜひお子様のためにも実践していただきたいです。

日々増えていく写真の整理は後回しにせずに日常的に行わなければなりません。

まとめてやろうとすると最初の一回だけでその後が続かないなんてことも十分ありえます。

そこで、記念写真研究家としておすすめの方法を少しご紹介しておきます。

1.カレンダーアプリの活用

今はスマホでカレンダーアプリを使ってスケジュールを管理している方も多いと思いますが、一か月に一日、写真を整理する日をあらかじめ決めてみてはいかがでしょうか。

ひと月分の写真の中から自分の中でこれだと思うものを選別しておくと後あととても楽になります。

スマホの場合はお気に入り登録出来たりフォルダ(アプリによっては「アルバム」と表記)に分けたりすることができます。

年に一回これらの選ばれた写真たちを元にしてアルバムを作れば、まったく選別されていない1年分の膨大な量の写真からアルバムを作るよりもはるかに簡単に制作ができます。

2.家庭用プリンターを活用する

プリンターで写真を印刷
プリンターで写真を印刷

これは実際に我が家でも実践していた方法です。

今売られているたいていのプリンターはスマホと無線接続して専用アプリなどからダイレクトにプリントすることができます。

何かイベントがあったり、いい写真が撮れた!というときにはその日の終わりにすぐにいい写真を選んでとにかくプリントしてしまうというものです。

夏休みの宿題と同じで後からまとめてやろうとすると大変ですが、日常の習慣にしてしまえば気が付いたら自然とアルバムができているという状況になりますので簡単です。

ただ長い目で見るとかなりのボリュームになってしまうこともありえます。

ひと月で30枚ペースだったとしても1年で360枚。10年で3600枚。

10年後に10年分の写真をこれで振り返るとなるとかなりのボリュームになることがわかります。

我が家では生まれてからの1年間は子供にとっても親にとっても初めてのことだらけ。特に大事だと判断し、この方法で写真をプリントしポケットアルバムに入れて保管しています。

その日、その時の感動を忘れないうちに写真を選ぶことができるのはメリットだと思います。

カレンダーアプリを活用し、月に一日、一か月を振り返って写真を選ぶ日を決めて一か月分まとめてプリントするとよく厳選すれば月に15枚くらいにしぼれるかもしれません。

3.定期購入のフォトブックサービスの利用

定期的にフォトブックを作れるサービスもいくつか存在します。

サイト側からもアルバムを作るように毎月うながされたりもすると思うので、アルバムつくって残すの忘れちゃいそうな人にはメリットかもしれません。

しかも料金も非常にリーズナブルで無料で作れるところすらあります。

これらの低価格なアルバムはアルバムを作らないよりはとても価値があると思いますが、品質は最低限のものであるということを理解した上で利用するべきです。

デメリットとしてはブックが小さい、画質が悪い、ブックが壊れやすい、レイアウトの融通が利かないなどがあります。

これらのアルバムは実物として存在するというだけでデータだけにしておくよりは遥かに価値があると思いますが、大切だと思う写真であればあるほど高品質なものにすることをおすすめします。

大切なのは将来手に取って見返した時にどれだけ価値を感じることができるかです。

そこをブレずによく考えて制作しましょう。

最後に

いろいろと写真の残し方についてご紹介させていただきましたが、ご自分の状況と照らし合わせてイメージしていただけたでしょうか?

これから写真を残していく上で一番大切なのは

将来アルバムを見るときのことをどれだけ具体的に想像する

ということです。

将来のことを想像すると迷ったときに何を基準にして選べばいいかおのずとわかってきますし、気持ちも固まってきます。

昔は写真を撮るということ自体が簡単ではなく貴重でお金もかかるものだったので、写真の撮るタイミングや撮り方、そして残し方も真剣に考えられていたと思われますが、今は気軽に撮影できるようになったり、残し方にも幅が出てきたことにより「写真を残す」という意識がぼんやりしてきているように思います。

写真は家族の財産です。

計画的にしっかりと思いを込めて写真を残していってください。

この記事が皆様ご家族にとってプラスになることを心より願っています。

私が運営しているPAPi PHOTO WORKSではオンラインによるオーダーメイドフォトブック制作を行っております。

プロカメラマンとして千冊を超えるアルバムを作ってきた経験を活かし、皆様が大切にされている写真を皆様のご要望をくみ取りながら大切な1冊の宝物にするお仕事をしています。

スマホで撮影したもので全然かまいません。

ご家庭における写真の価値はどれだけいいカメラで撮影したかとか、どれだけ上手なカメラマンが撮影したかで決まるものではありません。

ご自分の好きな写真、大切な場面を納めた大事なお写真をえりすぐっていただき送ってください。

一生ものの家宝となるアルバムをお作りするため全力をつくすことを誓います。

新発想の面白くて価値のある作品がたくさんありますのでぜひ一度覗いてみてください。

https://photo-arima.shop

タイトルとURLをコピーしました