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写真と手紙【デジタルとアナログ】

手紙 コラム
手紙

普段写真について考えることありますか?

私は記念写真研究家を自称して写真館も経営するプロカメラマンですので365日ずっと写真のことを考えています。

みなさんと写真に対する気持ちの温度差はあると思いますがこのような立場だからこそ見えるもの、わかることもありますので少しお付き合いいただけるとありがたいです。

今と昔の写真の価値

ブログタイトルにもある「写真と手紙」ということについてお話しします。

これをきっかけに写真の大切さについて少しでも考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。

察しがいい方はすでに写真は手紙と同じだよって言いたいんでしょ?と思ってらっしゃると思いますがまさにその通りです。

昔はメールもLINEもなく手紙でのやり取りでした。

1通の重みが重かったのは想像に難くありませんよね。

手軽であればあるほどにその重みは軽くなる。

これは日ごろスマホで誰かとやり取りをしている人なら共感していただけるはず。

同じように撮った写真を気軽に送りあったりもしますよね?
写真も昔は気軽に撮れるものではありませんでしたし手紙と同じく今と比べるととても重みのあるものだったと思います。

ここで私が一番伝えたいことは写真が気軽に撮れるようになったことで写真の価値が軽くなり失われているということです。

特別感っていうのはやはり大事です。

特別感が人の心を動かします。

昔は写真を撮ること自体に特別感があったのですが、今は日常的過ぎて何の特別感もありません。

何かの記念に写真撮っても「普通のこと」です。

つまり昔は写真を撮ることも撮れた写真自体も宝物であったのに対して、今は写真の価値が大きく下がってしまっていることになります。

一昔前より写真を取り巻く環境は断然よくなっているのにその価値を無駄にしてしまっているのは非常に残念なことです。

昔は貴重だったがために自然と特別感が得られていました。

お金もかかったと思いますし、気軽に撮れるものではないので、写真が残っていること自体に感動し、残してくれた親に対して感謝の思いも強かったと思います。

今は気軽に撮れるのでそのような感謝の気持ちは低いでしょう。

データのままでプリントすらしていないならなおさらです。

大した労力もなにも費やしていない者には重みもないし価値も低い。

子供にちゃんと写真を残してあげたいという気持ちは本来今も昔も変わらないはずですが、スマホやデジカメで撮ったデータがあるから大丈夫という誤解がこのおかしな状況を作り出しています。

全然大丈夫じゃないですよ。

子供からしても写真を撮られるのは当たり前ですし、感謝の気持ちがわくはずもありません。

アルバムを作るということ

アルバムを作るのは手間やお金がかかるものです。

今は膨大な量の写真が撮れるため、その中から写真を選ぶだけでも一苦労です。

しかしアルバムが出来上がれば子供にも喜んでもらえますし、そのアルバムは一生ものの家宝となります。

苦労はしますがやる価値は十分にあります。

なんだかんだいってもやっぱり一番大事なのは気持ちです。

気持ちを伝えるにはそれを何かの形で示さなければなりません。

アルバムがあるということは手間暇をかけてまで子供に愛情を伝えたかったという証拠。

家族を大切に思っているよという証拠。

そしてアルバムのために写真を選ぶという行動は、親が何を感じ何を大切にしているかを伝える行動になります。

写真と手紙

アルバムを作るということは相手に思いを伝えること。

手紙のようなものです。

手紙にしてもLINEでさらっとメッセージを送るよりも手紙の方が何倍も価値があります。

写真を撮ってデータでためているだけでは何も伝わりません。

思っているだけでは何も伝わらないのと似てますね。

育児、お仕事、家事など日々お忙しいとは思いますが本当にアルバム作りは大切です。

アルバム制作の日をあらかじめ決めて時間を作るなどして腹をくくって作ってみてください。

やってみると意外と時間がかかるものですが楽しくもあります。

オーダーメイドでこだわりのアルバムを作りたいという方は私にぜひご依頼下さい。

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PAPi PHOTO WORKS / 有馬写真館

代表 有馬明広

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